肢体不自由教育部門では、障がいにより通学して教育を受けることが困難な児童生徒のために、教員が施設や自宅を訪問して教育を行っています。
小学部3名、中学部1名、高等部4名の計8名です。
週に3回(1回 90分)、教員が施設や自宅を訪問して授業を行います。
また、学期に1~4回程度(個々で異なります)スクーリングで学校に来て、通学生と一緒に学習を行っています。
☆訪問教育で活用している教材・教具を紹介します。
触覚、視覚、聴覚を活用して日付を確認する教具です。
タブレット機器を指で操作することが難しい場合、棒スイッチを上下左右に動かしたり、握りスイッチを握ったりして、操作をします。
授業始めの「始まりの会」の進行や、言葉の学習等の際に、自分のペースで操作を進めることができます。
手の重さを利用したスイッチや指の力だけでスタートボタンを押せるスイッチもあります。教師の「スイッチをつけて(消して)下さい」という指示に応じて児童生徒がスイッチを操作すると扇風機やクッションが動いたり振動したりします。
言葉を発したり視覚を活用したりすることが困難な児童生徒もこのような活動を通して周りの人とコミュニケーションしたり、自分がスイッチを操作した結果を知り、楽しさを共有したりすることができます。